いま、私たちの世の中で毎日起きるさまざまな出来事は、私たちの想像をはるかに超えて、大きな変化を引き起こしています。
しかし、私たちの住む地球の四季だけは、いつもと変わりなく同じようにやってきます。それはちょうど、私たちが美しさを求める心と同じようでいつも変わりません。
私たちはこれまで多くのものと接してきました。そして、美しさを見る目は磨かれ、知識は深くなり、宝飾に対する評価はより厳しくなりました。
このような時世に、宝飾に関わる人たちが、材質も形も変わらない作品を同じようにつくり続けていては、やがて宝飾への関心は失われ、飽きられてしまうと思うのです。
私はこの厳しい現実をしっかりと見据えて、芸術性の豊かな作品を一点一点、手造りの味わいを大切にしながら創作してきました。
それを皆様にお見せ出来れば、大変幸いと思っています。
岩倉康二
1926 | 大阪に生まれ、幼少期は金沢に住む |
1951 | 東京美術学校(現東京芸大)卒業 |
1952 | 本格的なジュエリーの創作活動を開始 |
1956 | URアクセサリー協会設立に参加 |
1964 | 日本ジュウリーデザイナー協会設立 |
1966 | ミュンヘン国際工芸展出品 |
1968 | イタリア・カラーラ国際ジュウリー・ビエンナーレ展出品 |
1970 | 第1回国際ジュウリー・アート展出品 |
1971 | ミュンヘン国際工芸展出品 |
1972 | 岩倉、菱田、平松三人展 出品 |
1973 | 第2回国際ジュウリー・アート展出品 |
1974 | アレッツオ日伊交換ジュウリー展出品 |
1975 | 日本ジュウリーデザイナー協会理事長就任 |
1976 | 第3回国際ジュウリー・アート展出品 |
1978 | 京都国立近代美術館「現代日本の工芸展」出品 |
1979 | 東京国立近代美術館「近代日本の工芸展」出品 第4回国際ジュウリー・アート展出品 パリ・サンターヌ画廊にて個展 ジュウリー・アート三杜会(西武池袋店)出品 |
1980 | ロンドン、パリ、ニューヨークにて個展 ウィーン・世界クラフト会議、国際ジュウリー・アート展出品 東京国立近代美術館にて、鉄・18金ペンダント、真珠・18金ブローチ買上げ モナコ・グレース王妃の装身具(指輪、ブローチ、ペンダント)献上 |
1985 | アート・フォーラムで第1回「岩倉康二装身具展」開催(西武百貨店池袋店) |
1988 | アート・フォーラムで第2回「岩倉康二装身具展」開催(西武百貨店池袋店) |
1994 | アート・フォーラムで「俊才作家のアートジュウリー展」開催(西武百貨店池袋店) |
1998 | アート・フォーラムで「現代のジュウリー・アート展」開催(西武百貨店池袋店) 第37回 日本現代工芸美術展 現代工芸賞 受賞 インターナショナル・パール・デザイン・コンテスト審査委員長 ダイヤモンド・デザイン・コンテスト |
2000 | 国際ジュウリー・アート展 その他コンクールの審査員を務める |
2007 | 中国TOHODO大連店にて作品紹介 |
2010 | 中国TOHODO青島店にて作品紹介 |
2012 | 中国大連にて「岩倉康二ジュエリーショー」開催 |
2016 | 中国青島にて「岩倉康二&岩倉靖典展」開催 |
2017 | 東京帝国ホテルプラザTOHODOにて作品紹介 |